#軽自動車
TEXT:TET 編集部
日産サクラが一部改良! 標準装備の追加で使い勝手を向上

新ボディカラーも追加 日産自動車は、日産サクラと90周年記念車の日産サクラ 90th Anniversaryを一部仕様向上し、2024年6月4日より発売した。 日産サクラは軽自動車の電気自動車で、2年連続で電気自動車販売台数No.1を獲得。また、環境負荷低減、およびBCP対策を目的とした法人や自治体の多くが導入しているという。 日産サクラ 90th Anniversaryは日産自動車創立90周年を記念して、2023年12月に発売。カッパー(銅)カラーのアクセントや素材やステッチにこだわった専用シートの採用により、特別感を演出した一台だ。 今回の一部仕様向上ではグレードS 、Xにバックビューモニターとディスプレイ付自動防眩式ルームミラー、Gには助手席にもヒーター付シートを標準装備し、使い勝手の向上を図った。また、Amazon AlexaをEV専用NissanConnectナビゲーションシステムに搭載。 ボディカラーにはシルキーライラック/チタニウムグレーの2トーンを新たに採用した。 価格はグレードSが税込み253万6600円、Xが259万9300円、Gが308万2200円、X 90th Anniversaryが270万9300円だ。

TAG: #サクラ #軽自動車
TEXT:西川昇吾
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身

佐川急便と共同開発した軽商用EV 自動車メディアでは毎年恒例となっている日本自動車輸入組合(JAIA)主催のメディア向け試乗会。この試乗会に若手自動車ライターの筆者も参加させて頂いた。多くの輸入車に触れたが、今回はEVベンチャー企業「株式会社ASF」が手がけた軽商用バンであるASF2.0をリポートしていく。 ■ASF2.0ってどんなクルマ? ASFという会社に関してピンと来ない人もいるかもしれないので、簡単に紹介する。ASFは2020年に設立された日本の企業で、日本での電気自動車普及促進を図るためファブレスメーカーとして設立された。ファブレスメーカーとは自社での製造設備を持たない会社のことを指し、ASFはEV車の企画や設計、販売、リースなどを含めたユーザー展開などEVモビリティ事業を基軸としている。 今回試乗したASF2.0は佐川急便と共同開発した軽商用バンで、配送ドライバーの意見をフィードバックした車両となっているそうだ。なお、ASFは中国EVと思われがちだが、正確には違う。既存のEVをASFが輸入しているのではなく、ASFが日本市場を考えて一から企画、設計されたEVで製造は中国のメーカーが行っている形になる。 日本市場を考えている面としては右ハンドルなのはもちろんだが、右側にウインカーが設置されているのも日本市場を強く意識していると感じるポイントだ。気になる航続距離は243kmとされていて、これは現在国内で展開されている軽自動車のBEVのなかでも最長とのことだ。 ■軽バンながら新鮮な灯火類 エクステリアを見てみると商用軽バンでありながら、LEDなどを使った灯火類が新鮮な印象だ。日本の商用軽バンはまだまだウインカーはバルブ灯だし、ライトはハロゲンだったりすることも多い。消耗品の寿命を考えると、ビジネスユースならばコチラのほうがいいのかもしれない。12インチ145幅というタイヤサイズは乗用車では見かけなくなったが、まだまだ軽トラックや軽バンでは純正採用されているサイズだ。安くてスグにタイヤが手に入るというのもビジネスユースには重要なポイントと言える。 インテリアを見てみると小物入れの収納が多いのが印象的だ。オーバヘッドコンソールが備わっているのには驚かされた。しかもちゃんと蓋が付いている。この辺りは現場の声を取り入れた結果と言えるだろう。 ■動力性能は不満なし 実際に試乗してみると、正直「快適性」という面ではあまり印象は良くない。モーター音をワザと発生させているとは思うが、25km/hくらいまで音がうるさいと感じるし、スロットル操作の初期に騒音が大きい。また、パワステのアシストが遅れて安定するような感じで不自然だし、ブレーキも初期のタッチが不自然で荷物を安定させるのに適していない印象を受ける(荷物を積めばまた違った印象になるかもしれない)。 また、不安に感じた面としてはヒルホールド機能が弱いことだ。最初は装備されていないのかと思ったほど、こちらは安全面にも関わるので改善を望みたい。 しかし、動力性能に関して不満はない。バイパスへもスムースに合流が出来たし、上り坂でも不満を感じることはなかった。また、シフトにはドライブの下にEと書かれたエコモードが存在するが、エコモード時であっても加速で不満を感じることはなかった。荷物を運ぶ商用と考えれば十分と言えるかもしれない。 ASF2.0は現在リース販売のみの展開になっているとのこと。今後はどのような展開や進化を見せるのか? まだまだな部分はあるかもしれないが、ベンチャーEVの歴史は始まったばかり、今後の展開に注目していきたいところだ。

TAG: #商用車 #軽自動車

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
新型リーフを筆頭に世界中に新型EVを投入して戦力底上げ! 日産が今後の経営戦略を発表
BEV用の新開発プラットフォーム「PPE」初採用! アウディQ6 e-tron/SQ6 e-tronがついに日本デビュー
交換式バッテリーの実用化は商用・フリートから! 米Ample社と三菱ふそうが提携し都内で実証実験開始
more
コラム
結局「全固体電池」ってなに? どんなメリットがある? 「夢の電池」と言うには時期尚早な次世代バッテリーの中身
「セダンであり、5ドアクーペであり、SUV的でもある」という謎の表現! でも確かにカッコイイ「ボルボES90」をデザインのプロはどう見る?
そういや「スマートグリッド」ってドコいった? EVを蓄電池として利用する流れのいま
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
more
イベント
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
売り物ではなく概念を展示するモデリスタ! 正体不明なトヨタbZ4Xはブランドの「新化」という概念を示すスタディモデルだった【大阪オートメッセ2025】
子どもに大人気の電動バギーに大迫力のエアロキットや色が変わるフィルムまで登場! 大阪オートメッセのEV関連出展物はどれもユニークすぎた
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択