ZF、自動運転バスをCES2023で公開 【THE 視点】ZFは、米国のモビリティ・サービス・プロバイダー「ビープ」と戦略的パートナーシップの締結を「CES2023」で発表。同時に両社の協業で開発した次世代EVシャトル「ナウ」を発表した。 「ナウ」は2種類のモデルを用意する。専用車線で使用するタイプと、都市の中で一般車に混じって使用されるタイプを用意し、数千台規模の車両を提供するという。 車両にはZFの最先端のセンサー技術が採用される。50〜100kWhのバッテリーが用意され、最大約130kmを航続でき、最高速度は40~80km/h。乗車定員は最大15席で22人だという。 ZFはこれまで部品サプライヤーの位置付けだったが、このシャトルをきっかけに立ち位置が変わり、完成車メーカーに変貌する可能性がある。大変興味深い今回の発表である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ソニー・ホンダモビリティ、EVブランド「アフィーラ」のプロトタイプを世界初公開……2026年北米発売をCES2023で発表[詳細はこちら<click>] ★ZF、EV用電熱シートベルトを開発…… 冬場のメインバッテリーの消耗を低減 ・クライスラー、EV向け次世代コクピットのコンセプト「シンセシス」をCES2023で発表……仲間とのコミュニケーションなど、タブレット端末のような機能を搭載 ・ダッヂ、EVマッスルスポーツ「チャージャーデイトナSRTコンセプト」を2023年3月公開……米国ラスベガスで開催予定のイベント「ダッヂ ラストコール」で ・ブリッツ、日産「アリア」のカスタマイズカーを「東京オートサロン2023」に出展 ・ステランティス、航空機製造へ進出……「アーチャー」社と協力してeVTOL(電動垂直離着陸)機を製造 ・エヌビディア、クラウドゲームサービス「GeFORCE NOW」を車載化……ヒョンデ、BYD、ポールスターが採用 ・パナソニックオートモーティブ、EV用オーディオシステムを開発……消費電力を67%削減しながら高音質を実現、聞き手の位置に合わせてサウンドをチューニング ・鶴岡高専、貴金属を使用しない燃料電池を開発……卒業生が筑波大学などと共同研究、論文を発表