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「EV × 防災 × キャンプ」体験で数値スペックを超えたEVライフの豊かさを実感【 EV SUMMER CAMP 2026 】


TEXT:石井 啓介 PHOTO:石井 啓介

EV SUMMER CAMP 2026 レポート:「人と暮らしを彩るEVライフ」の魅力と「実践に生きるEV体験」

8月1日(土)〜2日(日)に「EV × 防災 × キャンプ」をテーマにしたキャンプイベント「EV SUMMER CAMP 2026」が開催された。会場となった静岡県富士宮市「ふもとっぱらキャンプ場」では、給電機能を活用した快適なキャンプ体験や、災害時に「走る蓄電池」となるEVの便利さが共有されたほか、充電時間を旅の楽しみに変えるライフスタイルや、メーカーを超えたオーナー同士の温かい交流が見られた。数値スペックだけでは測れないEVがもたらす暮らしの豊かさを提示できたイベントとなった。

キャンプだから分かるEV給電機能の実力と普段の生活への実践活用

会場には軽EVから輸入EVまで、多彩な車種が80台ほど集結しました。それぞれの愛車の横にはタープやチェア、アウトドアギアが並び、思い思いのスタイルでキャンプを楽しむ参加者の姿がありました。

イベントでは各車の給電機能を活用し、コーヒーメーカーやIH調理器、照明などを動かしてEVキャンプを楽しむ光景が見られました。エンジン音がない静かなキャンプサイトで美味しいコーヒーを味わい、夜には照明を灯しながら参加者同士が語り合います。電気を使うEVキャンプがこれほど自然で快適なのかと、多くの参加者が驚きを見せていました。カーサイドタープやアウトドアギアを工夫した車両も多く、多様な使い方のアイデアが並んでいました。

防災は特別なことではなくEVライフの延長線上にあるもの

今回のイベントでもう一つ大きなテーマとなっていたのが防災です。大きな地震があった直後ということもあり、参加者の皆さんも災害時の対応には大きな関心を寄せていました。

神奈川県から家族で参加した50代のご夫婦は、給電機能の価値について次のように語ってくれました。

「停電した時、本当に家電が使えるのかなと思っていました。でも実際にEVの電気を使用してみると安心感がありますね。普段は旅行を楽しみ、もしもの時には家族を支えてくれる。EVを見る目が変わりました」

EVは走る蓄電池とも呼ばれています。普段は静かで快適な移動を楽しみ、災害時には電気という安心を届けてくれます。アウトドアと防災は一見別のテーマのようですが、日頃からアウトドアなどでEVに使い慣れていることが非常時にも役立つということが身をもって体験できます。

メーカーの壁を超えてつながるEVの温かい空気がCAMP会場を包む

イベントでは、参加者同士の距離の近さも際立っていました。充電方法やおすすめのルート、実際の電費などについての会話が、あちこちで自然に始まります。

千葉県から参加した女性オーナーは、EVならではの仲間意識について笑顔で話してくれました。

「ガソリン車のイベントだと車種ごとに集まることが多いですが、EVはメーカーに関係なく情報交換が始まるんです。みんながEVを核として生活を楽しんだり、豊かにしたいという雰囲気がありますね」

EVという共通点が人と人をつないでいく、そんな温かい空気がイベント会場全体を包んでいました。

当日の来場者に聞いたリアルなEVライフを以下に挙げて見ました。「EVに乗って一番変わったこと」を聞くと、それぞれのライフスタイルに合わせた言葉が返ってきました。

東京都のテスラオーナーは「休日の寄り道が増えました」と旅の変化を挙げました。

神奈川県のヒョンデ インスターのオーナーは「子どもがキャンプに行きたがるようになりました」と家族時間の変化を語ります。

静岡県のヒョンデ IONIQ 5のオーナーは「充電スポット探しも旅の楽しみの一つになりました」とドライブの新たな楽しみ方を教えてくれました。

航続距離や充電時間といったスペック表の数値はもちろん大切ですが、それ以上に、どこへ行きたくなるのか、誰と過ごす時間が増えるのかという暮らしの変化こそが、EVがもたらす本質的な価値となります。イベントの参加者一人ひとりの笑顔の中に、その答えがあったように思えました。

最後に主催者である一般社団法人 電動車輌推進サポート協会〈EVSA〉代表理事 辻榮 亮氏からのメッセージを紹介します。

「まずはイベントに参加してくださったキャンパーの皆さん、そしてご出展・ご協賛いただいた企業の皆様、本当にありがとうございました!  開催直前に大きな地震があり、今も現地では停電や断水など厳しい状況が続いています。被災された皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を願っています。 災害が多い日本だからこそ、自分の身を守る『防災力』や『危機管理能力』、そして『生き抜く力』を日頃から高めておくことがめちゃくちゃ大事だと感じています。 『楽しくキャンプしながら、自然に防災力も身につく』——これってすごく価値のあることだし、今回イベントを開催した一番の意味がここにあると思っています。 この夏の体験が、みんなの防災意識をアップデートする良いきっかけになったら嬉しいです!  関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました!」

The EV タイムスは「EVのある暮らし」を一緒に見つけながら伝えていきます!

「EV SUMMER CAMP 2026」で感じたのは、EVの価値はスペック表だけでは語れないということです。航続距離や充電時間ももちろん大切ですが、それ以上に「どこへ行きたくなるのか」「誰と過ごす時間が増えるのか」「暮らしがどう変わるのか」など、その答えは参加者一人ひとりの笑顔の中にありました。

The EV タイムスは、このリニューアルを機に「その記事は、私たちのEVライフをどう変えるのか?」という視点を大切にしていきます。新型車のニュースだけではなく、そのクルマで出かけたくなる場所、立ち寄りたくなるお店、家族との時間、防災への備え、そしてEVオーナーのリアルな体験。そんな「暮らしにつながる情報」を、これから読者の皆さんへ届けていきます。「EV SUMMER CAMP 2026」は、その新しいThe EV タイムスのスタートにふさわしいイベントだったと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

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