ビッグネーム2台の刷新で国産EVに注目集まる
2025年、日本のEV市場に大きな動きがあった。これまで海外メーカーの後塵を拝していた航続可能距離において、国産モデルが大幅な進化を遂げたのだ。その筆頭が、3代目へとフルモデルチェンジを果たした日産リーフと、大幅改良を受けたトヨタbZ4Xである。モデルによって異なるとはいえ、最長航続可能距離は両車ともにWLTCモード航続距離で700kmの大台を突破し、長距離ドライブにおける不安を大きく軽減する水準に達した。今回は、この2台の詳細とともに最新の国産EVラインアップの航続距離事情を紹介したい。
日産リーフは、従来のハッチバックから流麗なクロスオーバーSUVへと姿を変えた。日産自動車の公式発表によると、78kWhの大容量バッテリーを搭載する「B7」グレードは、WLTCモードで最大702kmの航続距離を達成している。これは初代や2代目とは比較にならない数値であり、条件次第では東京から大阪までの無充電移動も現実的なレンジである。プラットフォームにはアリアで実績のある「CMF-EV」を採用し、高効率なパッケージングを実現した。
一方のトヨタbZ4Xも、2025年秋の改良でFWDモデルのバッテリーを従来モデルの71.4kWhから74.7kWhに増量し航続距離を大きく伸ばした。駆動系「eアクスル」の刷新や空力改善により、FWDモデルで国産トップクラスとなる746kmを記録。電費性能は9.0km/kWhを超え、限られたエネルギーを使い切る技術力の高さを示している。
すべてWLTCモードの数値ではあるが航続可能距離700kmオーバーのトップランナー以外にも、国産EVの選択肢は多様化している。ここで改めて、主要な国産EVの航続距離を整理してみよう。
まず、長距離ツアラーとしての実力を持つミドルクラスでは、スバル「ソルテラ」がbZ4Xと同様の改良を受け、FWDモデルで746kmを達成している。日産のフラッグシップ「アリア」も健在で、B9グレード(FWD)は640kmを維持し、依然として高い競争力を持つ。プレミアムブランドのレクサス「RZ300e」は599km、「UX300e」は512kmと、ラグジュアリーな移動空間と十分な実用性を両立している。



















































