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ニュル6分台とかもはやワープ!? EVの進化っぷりがヤバすぎる


TEXT:藤田竜太 PHOTO:THE EV TIMES
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ニュル最速EVはどのモデルだ!

スカイラインGT-R(R32)が、ニュルブルクリンクで当時の市販車最速タイム、8分20秒をマークしてから、ニュルでのタイムはスポーツカーの実力を測る大きな指標になってきた。1周20km以上のニュルブルクリンクは、エンジンにしろシャシーにしろブレーキにしろ、何かひとつが尖っていただけではタイムが出ない。トータルで上手くまとめたクルマだけが、好タイムを記録することができるからだ。

スカイラインGT-Rの走行シーン

現在、国産車で最速タイムを記録しているのはR35GT-R NISMOの7分8秒679といわれているが、最近ではEVでも7分台を記録するようなハイパフォーマンスモデルが何台か出てきている。0-100km/h加速などでは、すでにICE(内燃機関)を積む車種よりハイブリッド車やEVの速さが目立ってきているが、ニュルでもEVがどんどんタイムを更新しているので、その主だったものをチェックしておこう。

なお、2019年以降、ノルドシュライフェ1周(20.832km)のラップレコードはニュルブルクリンクによって公式に記録、確認、公開されるようになっている。

ニュルブルクリンク北コースの詳細

また、EVはドイツ連邦自動車交通局(KBA)が定める公式カテゴリーに従って、「エグゼクティブカー」と「スーパースポーツカー」、「改造車両」に分類されているが、今回は「エグゼクティブカー」と「スーパースポーツカー」に限って見ていくことにする。

まずは「エグゼクティブカー」から。「エグゼクティブカー」では、2025年に新たなレコードが更新されている。ニューレコードを叩き出したのは、Xiaomi SU7 Ultraの「トラックパッケージ」だ。スマートフォンやIoT家電ブランドとして知られる中国企業のXiaomi(シャオミ)だが、電動スポーツセダンとしても本格的。

シャオミSu7ウルトラのフロントスタイリング

Xiaomi SU7 Ultraトラックパッケージは、最大出力1548馬力を誇り、ビルシュタインのサスペンション、エンドレスのブレーキ、カーボン製ルーフ/フェンダーなどのオプションを装着し、ニュルで7分04秒957(2025年4月)の最速タイムを記録。しかも公道走行可能で、81万4900元(約1800万円)で発売! この価格で、R35GT-R NISMOを凌駕するタイムを出せるのだから、コストパフォーマンスは驚異的といっていい。

「エグゼクティブカー」部門では、ポルシェ・タイカンターボGT(ヴァイザッハ パッケージ搭載)の7分07秒55、ポルシェ・タイカンターボSの7分33秒35、テスラ・モデルSプラッドの7分35秒579が、Xiaomi SU7 Ultraに続いている。

そして、「スーパースポーツカー」部門では、ついに6分台に突入。そのマシンは、ヤンワンU9エクストリームだ。

ヤンワンU9エクストリームの走行シーン

ヤンワンは、BYDの高級EVブランド。世界初の量産型1200Vプラットフォームに、4基の30000rpmモーター。3000馬力級の出力を誇り、チタン合金カーボンセラミックブレーキなども装備。ATPテストトラックで市販車EV世界最速の496.22km/hを記録しただけではなく、2025年8月にニュルブルクリンクでも6分59秒157の大記録を達成した。

最高速度に関しては、ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+が計測した490.484km/hを上まわり、ICE、EVを問わずオーバーオールで世界最速の市販車として君臨することになった。これも世界限定30台で販売されることになっている。

このヤンワンU9エクストリーム以外では、クロアチアの電気自動車メーカーのリマック・アウトモビリが製造するハイパーカー、ネベラが7分05秒298の記録を持っている。

リマック・ネベラのフロントスタイリング

こちらは世界限定150台で日本にも上陸済み。0-100km/h加速1.85秒で、3億円以上のプライスがついて話題になったが、ニュルのタイムだけ見ていても、EVの進化、ハイパフォーマンスぶりには目を見張るものがあり、2026年以降もどんどん記録が更新されていくことになるだろう。

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