EVヘッドライン
share:

見どころはスーパーワンプロトタイプだけじゃない! 全メーカー中でもっともモビリティショーしていたホンダは陸・海・空に加えて宇宙にも進出か【ジャパンモビリティショー2025】


TEXT:斎藤 充生

Micro EV

 免許返納後の高齢者が多く住む山間地域では、公共交通機関の発着場所から自宅までが遠く、それが移動の障壁となって外出がままならい「ラストワンマイル問題」が課題となっているが、その解決策としてホンダが提案したのがこのマイクロEVということになる。

 極めてコンパクトな四輪EVではあるが、自動運転モデルとしても計画され、詳細は伏せられているがさまざまなセンサー類とスマホとの連携機能を装備しているのが特徴だ。

 しかし、マイクロEVは高齢者向けの専用車というわけではない。座席の下には電動キックボードが置かれており、若いオーナーが自宅から離れた場所に駐車しているマイクロEVまでの移動に利用する方法や、ホンダにとって久しぶりの電動自転車「e-MTB」との組み合わせなど、モビリティがもたらす新しい都市での暮らし方も提案されており、なかなかに興味深いディスプレイであった。

ACURA RSX Prototype

 「Youは何しにニッポンへ」と思ったが、既存のホンダラインアップにはないタイプのクルマということで、今回は日本市場の反応を見るために持ち込まれたそうだ。反響が大きかったら「ホンダは右ハンドルのアキュラを作ってくれるのだろうか?」と意地悪なことも考えてしまうが、これもモビリティの幅広さだけでなく、世界レベルでさまざまなモデルを展開しているホンダの活動表現ということで理解したい。

 電動モデルだけにフォーカスしてお伝えしたが、今回のホンダは文字通りモビリティショーを地で行く圧巻の展示内容であった。

斎藤 充生

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本に何が起こった? BEVが売れない……ハズが2025年10月は電気自動車が売れまくっていた
エンジンサウンドが聞こえてシフトショックも感じられるEVが超進化! ヒョンデ「IONIQ 5 N」がマイナーチェンジ
60年もの不動車がバッテリー交換だけで走り出した! EVの長期保管はエンジン車よりも簡単!!
more
ニュース
EVだけじゃなく水素でも世界をリードする! 「ヒョンデ」がジャパンモビリティショー2025で新型ネッソを本邦初公開
軽自動車市場参入を表明したBYDの軽EVはスライドドアのスーパーハイトワゴン!? 注目モデルが目白押しなジャパンモビリティショー2025のBYDブースは要注目
「EVごはん」が、駐車場検索アプリ「VEEMO(ビーモ)」のユーザー向けコンテンツを提供開始
more
コラム
[新連載]知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣
岡崎宏司の「EVは楽しい!」第2回:スタイリッシュなEVは、素晴らしいシティカーだった
[ID.4をチャージせよ!:その2]Q4 e-tronとID.4、どっちにする?
more
インタビュー
BYDオートジャパン社長が考える日本進出戦略とは?[社長インタビュー:その 4]
BYDオートジャパン社長が考える日本進出戦略とは?[社長インタビュー:その 3]
BYDオートジャパン社長が考える日本進出戦略とは?[社長インタビュー:その 2]
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
フォルクスワーゲン「ID.Buzz」がついに日本上陸! 日本試乗で唯一となるBEVミニバンは888万9000円から
more
イベント
軽自動車市場参入を表明したBYDの軽EVはスライドドアのスーパーハイトワゴン!? 注目モデルが目白押しなジャパンモビリティショー2025のBYDブースは要注目
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択