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キャンプの「楽しい」に「楽」をプラス。EVが変えるアウトドアの質とその先にある災害時の実践力


TEXT:辻榮 亮 PHOTO:The EV Times
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キャンプの「楽しい」に「楽」をプラス。EVが変えるアウトドアの質と本当のサバイバル術

四半世紀を超える自分のキャンプ歴を振り返ると、季節問わずに色々なスタイルでキャンプしました。かつては独りで雪中キャンプをしに行ったことも。いわゆる「ヘビーキャンパー」の部類でした 。そんな私が今、電気自動車(EV)を相棒にした「#BEVキャン」に魅了されているのは、単に便利な道具を手に入れたからではありません 。テクノロジーを介してキャンプを「楽(らく)に楽しむ」ことが、家族との豊かな時間を生み出し、ひいては災害時に家族を守る圧倒的な「レジリエンス」に繋がることに気づいたからです 。

キャンプの「3大面倒」を卒業。車中泊が変えるアウトドアの質

キャンプは楽しいものですが、慣れている私でさえ「設営・撤収・火起こし」の3点は正直面倒に感じることがあります 。これを解決するのがEVです。 例えば、空気を入れるだけで立ち上がる「エアフレームテント」 は、電動エアーポンプをEVのコンセントに繋げば、わずか5分から10分で立派な居住空間が完成します 。

調理もスマートです 。V2L(外部給電)機能を使い、IHコンロや電気ポットを用いれば、スイッチ一つで自宅のように料理が始められます 。炭を起こす手間も、その後の廃炭処理も必要ありません 。浮いた時間は、子供と虫を観察したり、風の音に耳を傾けたりといった、自然の中でしか得られない「学び」の時間へと変わります 。

そして、特筆すべきは「車中泊」という最強の選択肢です 。EVならエンジンをかけずにエアコンを使用できるため、真夏の猛暑も冬の凍える夜も、車内は常に快適なシェルターになります 。マルチカーテン等でプライバシーを確保すれば、そこは「逃げ込める安心感」を備えた最高の寝室に早変わりするのです 。

遊びの経験がそのまま「生きる力」になる、キャンプと防災の幸福な関係

このキャンプや車中泊での「楽」な体験は、災害時にそのまま家族を守る力へと直結します 。私は2019年の令和元年房総半島台風で、実際にブラックアウト(大規模停電)を経験しました 。その際、私や家族を支えたのは自宅に停めてあったEVでした 。

EVの電気でエアコンを動かし、スマホを充電し、さらには井戸水ポンプに給電することで、家族や愛犬のコーギーと共に、残暑厳しい数日間を乗り切ることができました 。災害時、配電網(電気)は他のインフラに比べて復旧が最も早いと言われています 。その「移動できるエネルギー」を自ら迎えに行き、自宅や避難所に持ち運べるメリットは計り知れません 。

もし避難所での生活を余儀なくされた場合でも、普段からキャンプや車中泊で使い慣れた道具とEVがあれば、体育館の中に自分たちだけの安全なプライベート空間(シェルター)を即座に展開する、ペット同伴での避難で車中泊となった場合も同様に可能です。「遊び」の中で道具や電力を使いこなす修練こそが、いざという時の「自助」の要となるのです 。

富士の麓で未来を体感する「EV SUMMER CAMP 2026」

理屈を並べるよりも、まずは一度体験してほしいのです。そんな想いから、私たちはEVキャンプイベントを開催し続けています 。会場に集まった100台以上のEVが、その給電能力だけで一夜を過ごし、富士山を背景に静寂な夜を楽しむ光景は、まさにエネルギー自立の未来像そのものです 。

「EV SUMMER CAMP 2026」は2026年8月1日(土)〜2日(日)、キャンプの聖地「ふもとっぱら」での開催いたします 。EVオーナーはもちろん、興味があるガソリン車オーナーの方も大歓迎です 。

不便を「楽」に変え、その余裕を「楽しさ」と「備え」に変える。次世代に豊かな青空と確かな電気を残すための最初の一歩を、富士の麓で共に踏み出してみませんか ?

EV SUMMER CAMP 2026のWEBサイトはコチラ

EV SUMMER CAMP 2026 実行委員会

 

辻榮亮(EVSA代表理事/HMCJ会長)

2019年に令和元年房総半島台風に自身も被災しブラックアウトをEVで事なきを得る。その経験をもとに電気自動車の有用性を平時、災害時の両面から説きながら活動。
オール電化住宅やEVなど新しい生活様式での防災を伝えるためにEV防災士を名乗り、EV×防災×キャンプをテーマに楽しく学ぶ機会創造と新市場形成に尽力中。

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