2023年9月
ride of Hiroshima展に出展した、ウクライナ国旗をモチーフといたロードスターを富士スピードウェイでも展示。筆者撮影
TEXT:桃田 健史
次の5代目「マツダ・ロードスター」(NE型)は本当に電気自動車になるのか!?

2015年に登場からすでに8年を経過した、四代目マツダ「ロードスター」(ND)。そろそろ次期モデル(NE)に関する商品企画の草案がマツダ社内で議論され始めているのではないだろうか。そうした中、歴代主査からはBEV(バッテリー電気自動車)化を望む声もある。果たしてNEはどんなクルマになるのか? 未来に向けて希望溢れるファンフェスタ マツダは2023年9月17日、「マツダファンフェスタin 富士スピードウェイ」を5年ぶりに開催した。 第一回が2016年、第二回が2018年で、富士スピードウェイ以外には岡山国際サーキットで開催されている。 第三回となった富士スピードウェイ開催では、前売り券が発売から間もなくして1万2000枚を完売する、マツダファン待望のファンの集いである。 コース上では、マツダのほか、トヨタとスバルからもスーパー耐久出場マシンが友情参加してデモランをしたり、1991年ルマン24時間総合優勝の「787B」が4ローターサウンドを高らかに奏でた。 また、eスポーツ大会、ラジコン操作体験、モノづくり体験、なりきりメカニック体験などキッズや若者向けコンテンツ、さらに出張美容室のようなヘアとメイクを体験できる女性人気コーナーなど、終日家族で楽しめる内容だった。 そのほか、「マツダミュージアムin FUJI」と題して、歴代のマツダ車や、先に開催された広島G7サミットでの「Pride of Hiroshima展」に飾られたウクライナの国旗をモチーフとしたカラーリングのロードスター(ND)の姿があった。 そうした中で、やはり気になるのは五代目ロードスター(NE)の行方だ。

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ZF・CeTrax 2デュアル電動セントラルドライブ(photo=ZF)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
完全低床フルフラットバスが実現へ……ZF、EVバス用の新型駆動ユニットを発表[2023.09.22]

3速のギアボックスを内蔵しEVバスの走行範囲を広げる小型ユニット 車内の前端から後端までをフルフラット化できる可能性 【THE 視点】ZFは、ベルギー・ブリュッセルで開催される「バスワールド」<10月7日~12日>で、バス向けの次世代電動駆動装置を含むバス関連製品を発表する。 注目となる初公開の製品は「CeTrax 2デュアル電動セントラルドライブ」。EVバスおよび長距離EVバス向けの駆動装置だ。モーターとギアボックスが一体となった装置で、最高出力は380kW(517ps)のモーターに3段変速のギアを備えている。急坂走行がよりしやすくなり、高速域での巡航速度の向上も期待できる。 また、デジタルソリューションとして、オンデマンド・モビリティ・サービス用の「SCALAR」 および 「Bus Connect」、デジタル・フリート管理ソリューション、市内バス向けの衝突被害軽減システム(CMS)を紹介予定だ。 「SCALAR」は、オンデマンドの移動サービスの管理に用いられるAIベースのソリューション。「ZF Bus Connect」は、路線バスおよび長距離バス向けの ZFのデジタル車両管理ソリューション。CMS は、バスの乗客をサポートしながら衝突を軽減・回避するシステムだという。いずれの技術もバスの電動化を見据えたものであることは間違いない。 現在、低床バスは2通りあり、乗降口が低床で後ろが階段になっている「LE(ローエントリー)タイプ」、そして乗降口やその後ろまで低床な「LF(ローフロアー)タイプ」がある。今回、ZFが提案する「CeTrax 2デュアル電動セントラル ドライブ」は、「LFタイプ」が成立する電動アクスルだと思われる。 日本で「ノンステップバス」と言われるものの多くは「LEタイプ」で、「LFタイプ」の導入は、東京都交通局など一部だ。車内後部まで低床な場合、乗客が客室後方まで立ちやすく定員を事実上多くとることができる。 ただ、エンジンを含めたパワートレインのスペースは別に用意する必要がある。都営バスが導入した「LFタイプ」のバスは、後方までフルフラットではあるものの、代わりに最後尾の座席のさらに後方にパワートレイン系を敷き詰めて配置している。その分「LEタイプ」よりも最後尾の座席が前に配置されている形となっている。パワートレインの配置を変えた分、後方のスペースが犠牲になっているのだ。 しかし、今回のZFの「CeTrax 2デュアル電動セントラルドライブ」は、バスの後端まで完全低床のEVバスが実現できると思われる。ギアボックスも内蔵しているとあり、走れる道路や距離も延伸でき、EVバスの実用性を上げることが可能になるだろう。 ちなみに筆者は、世界最大のバスの展示会「バスワールド」に過去5回ほど行っている。今年はコロナの影響で4年振りの開催となる今年のイベントも参加予定だ。このZFの展示を含めたバスワールドの模様は、別途レポートする予定。ご期待いただきたい。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★メルセデス・ベンツ、EV用プラットフォーム「MMA」を中国生産に ……「メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ」(MMA)プラットフォームを採用したモデルを中国・北京で生産するという。生産工程の管理はエヌヴィディアの仮想工場プラットフォーム「NVIDIA Omuniverse」技術を取り入れる。「MMA」は、「IAAモビリティ」で公開したEV「コンセプトCLAクラス」に活用している。 ★★アウディ、「Q4 e-tron」を本国でアップデート ……2024年モデルとして、サスペンションチューニングの変更/エネルギー効率の向上/サウンドの見直しなどを図った。航続距離は「Q4 スポーツバック45 e-tron」で562km(WLTPモード)となった。 ★★ZF、トレーラーをEV化 ……トレーラー(被牽引車)用の電動駆動ユニット「eトレーラー」を開発した。電動アクスルとバッテリーをトレーラーに搭載し、トラクタの牽引をアシストし回生ブレーキの使用も可能となる。 ★ムサシなど、二輪EV用駆動ユニットの製造・販売合弁会社を設立 ……武蔵精密工業/デルタ・エレクトロニクス/豊田通商の3社が合同で設立した。インド市場での製造・販売を目的としている。 ★リマックがアメリカのワーゲングループ店で購入可能に ……EVハイパーカーメーカーのブガッティ・リマックは、フォルクスワーゲン・グループ・オブ・アメリカと独占販売契約を結んだ。アメリカ全土で「リマック・ネヴェーラ」の購入が可能になる。 ★自動運転EVのチューリング、「ジャパン・モビリティ・ショー2023」にコンセプトカーを出展 ……完全自動運転EV実現へのマイルストーンとして製作した「チューリングマシン・アルファ」を出展するという。 ★充電インフラのDUALホールディングスとWi-Fiのファイバーゲートが提携 ……宿泊・医療・介護施設向けのサービスを展開している点で共通する両社が業務提携し、相互のビジネスネットワークを活用して事業発展を加速させる構え。 ★ヴィテスコ・テクノロジーズ、低コストで信頼性の高いパワーモジュールを開発 ……SiC(炭化ケイ素)チップ技術とオーバーモールド成形を組み合わせ、低コストで軽量、高電力密度のパワーモジュールを開発した。2025年半ばから大手自動車メーカーに納入するという。 ★東洋テクニカ、EVの充電の試験設備を開設 ……東京都江東区のR&Dセンターに充電のテストラボを開設し、EV充電の評価サービスも開始した。施設内で実車の評価ができ、さまざまな充電規格にも対応しているという。 ★JMC、EVの製造に用いる「ギガキャスト」製品の試作に対応 ……大型部品の鋳造が可能な「低圧鋳造設備」を導入した。自硬性砂型鋳造による大型鋳造部品の量産に向けて、大型試作品の供給体制を整備していく。現在、国内ではギガキャストの試作を受注可能な企業が少ないという。 ★エネチェンジ、大和ハウスグループのゴルフ場にEV用充電器を導入 ……ダイワロイヤルゴルフ運営のゴルフ場10施設に最高出力6kWタイプの普通充電器を導入する。 ★BYD、ゲームイベントのMVPに「ドルフィン」を進呈 […]

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TEXT:小川 フミオ
電気自動車で自由に旅できる世界を目指して。シュルーターさんと「ID.BUZZ」の旅物語

前回に引き続き小川フミオ氏によるシュルーター氏へのインタビューをお届けする。彼と「ID.BUZZ」の夢はヨーロッパを飛び出していた。 くつろげる“家”との楽しい旅 消費電力は、平均で、100km走るのに22.5kWh。503km走って、メーター読みでまだ25km走れると出ていたこともあったそうだ。 今回のID.TREFFENでは、ルーフトップテントとともに、カラーフィルムをボディに貼って、ID.BUZZと同じカラースキームにしたトレーラーを引っ張ってきていた。 Knaus Tabbert社が手がける「T@B」なるモデルで、「タイムレスクラシック」、いってみれば、古典的な形態だけれどいつまでも使えるエバーグリーン的な商品、なる意味がこめられている。 リビングルームというかベッドルームというか、くつろげ“家”とともに旅をするのも、もうひとつの楽しさだろう。これも、ID.BUZZの魅力といえる。 クリスチャン・シュルーター氏は、ここで紹介したID.BUZZでの旅の記録を「Europa elektrisch – Vanlife im ID. Buzz: 33 Länder, 55.000 Kilometer, 120 Nächte」なる本にまとめている。 実物を見せてもらったが、きれいな写真と楽しそうな旅についての文章で構成されていて、日本でもアマゾンで注文できる。ドイツ語で書かれているのが、私には残念だった。 アジアやアメリカにも、広がる夢 このさき、アジアにも行ってみたいそうだ。もし陸路なら、シルクロードとか、クルマ好きには有名なシトロエンによる1931年の「黄色い巡洋艦隊」なんて自動車の旅が過去にもあった。 「1931年4月4日、パミール隊がシリア(現レバノン)のベイルートを出発。それからイラク、ペルシャ(現イラン)、アフガニスタン、カシミールのスリナガル(首都)まで、81日間、5545キロの行程です」(ナショナルジオグラフィックのウェブサイトより) シトロエンも大変だったろうけれど、ID.BUZZで陸路を行くとしたら、充電状況などを含めて、ぜひリポートを読みたいし、日本まで足を延ばしてくれたら、おおいに歓迎したいところだ。 「かりに米国を走る回るなら、ID.BUZZの規格と合った充電池(ソケットの形状や充電能力)を見つけなければならないなど、いくつかのハードルが想像されます」 範囲がアジアとなると、そこの部分も冒険的といえる旅になるかもしれない。でも「将来はそんな心配もなくなることを期待します」というシュルーター氏だけに、BEVの親善大使として、キュートなルックスのID.BUZZで世界中を走り回ってもらいたいものだ。 シュルーター氏、ところで、仕事はなにをやっているのだろう。 「仕事している場所は、ドイツのハノーファー。VWコマーシャルビークルズ(商用車部門)でプレス担当をしています」 欧州各地を回っていたのは、発売前のID.BUZZの宣伝活動も兼ねてのことだったというわけ。でも仕事とはいえ、クルマで寝泊まりしながら、1年間も知らない土地を走り回るって大変そう。 「2022年5月から23年4月までが旅の期間。その前に、#BULLILOVEstoriesなるSNS上のサイトで、Bulli(ブリ=バス&デリバリーバンのドイツ語“Bus und Lieferwagen“を縮めた愛称)のオーナーたちを紹介していたので、そのひとに会いに行くのは、たいへん楽しい経験でした。半分は仕事だけれど、残り半分は自分の楽しみ」 シュルーター氏は、笑顔でそう言った。こういうひとに会うのも、オーナーズミーティングの楽しみだと、改めて思って次第だ。 <了>

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TEXT:小川 フミオ
ボルボ「EX30」は「脱炭素」をキーワードにインテリアの“プレミアム”を再定義する

前回に引き続き、小川フミオ氏が「EX30」の室内のこだわりや新たな手法を、ボルボのインテリアデザインの責任者に訊いていく。 新しい方法で作り込まれたインテリア −−「EX30」のインテリアは、じつにシンプルです。機能がコンパクトにまとめられているし、スイッチ類が中央のセンターコンソールにしか設けられていないなど、ある意味、とても割り切りのよいデザインです。いっぽうで、このデザインはシンプルすぎるという批評もありそうです。  「私たちが手がけるBEV(バッテリー電気自動車)であるEX30では、インテリアにおけるプレミアムさを再定義しようと試みました。作りこみを新しい方法でやろうと試みたんです。結果、いわゆるデコレーションだと思われる部分は排除しています。クロームの加飾も美しいけれど、それじたいが無駄。機能はないし、目的もないので、排除しようと決めました」   −−たいへん明快なコンセプトだと思います。 「私たちはBEVを脱炭素とを結びつけて開発しているので、エネルギーをたくさん使って作る素材を排除しました。いっぽうで、エネルギー消費が少なく製造できる素材を見つけて、それを使いながら、かつ、デコレーションを排除して、素材じたいでをあたらしいフ ォルムを作るように使っていくことにしました。 たとえばピクセルシートです。表皮は、あたらしいパターンを開発して使っています。デザイン的にもサステナブルなフォルムが実現できたと自負しています」 −−あたらしい素材がいろいろ使われているようで、そこは、デザイナーとして誇りたい部分ではないでしょうか。 「もっともむずかしかったのは、この新素材の開発です。非常に複雑で時間のかかるプロセスですし、いろいろな試験が必要だからです。気候、耐久性、キズやスクラッチに対する耐久性もテストしなくてはなりません。さまざまな時間のかかるテストをしました。ただし、それによって新素材を使うからこそ出来るあらたなデザインなどですとかが期待できたので、わくわくするプロセスでもありました」     4種類のインテリアパッケージ EX30のインテリアは、レザーフリーだけでなく、リサイクル素材を多く使っていることで話題を呼んでいる。日本には「ブリーズ」と「ミスト」と名づけられたパッケージが導入される。 ブリーズにおけるシート表皮は、リサイクル素材を使ったピクセルニットに、ボルボ車ですでにおなじみのやわらかな手触りの合成皮革ノルディコを組み合わせたもの。 ダッシュボードのパーティクルパネルは、廃棄されたPVC製の窓枠からリサイクルしたもの。フロアマットは廃棄された魚網からのリサイクル素材で作られている。 ミストのシートは、テイラードウールブレンドなる、ちょっと衣服のような手ざわりで覆われている。ダッシュボードには再生可能な亜麻の繊維で織られたリネンを使い、フロアマットはブリーズ同様にリサイクルされた漁網で作られている。 −−EX30のインテリアは、リサイクル素材と再生可能素材を使って実現したものですね。そこもBEVでもって新しい世界へと入っていこうという強い意思を感じさせます。 「2040年までにサーキュラーエコノミー(廃棄物をなくし資源を循環させる経済システム)を実現するという目標のために新素材はなくてはならないものです。本国には4つの内装があります。カラーマテリアルチームとこの仕事で決めていきました。いろいろな素材、コンポーネンツを集め、こういう色調を実現したいんだというようなものを拡げて、観ていきました。インテリアに使う色は、つねに自然からインスピレーションを得たものです。それがテーマにありました。たとえばパイングリーンとかクラウドブルーとかモスイエローとか。自然からインスピレーションを受けた色です」 ボルボはあらたな(BEV)時代を迎えても、従来からの自分たちの価値をしっかり見据えて、それを失わないようにと考えているのだ。ブランドバリューが確立しているメーカーは強い。そう感じさせてくれるインタビューだった。

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3つの車体モジュールで構成される次世代BEVの技術展示。出典:トヨタ
TEXT:桃田 健史
組み立て中のクルマが自動運転で走行!? トヨタ元町工場の「次世代BEV生産ライン」を見た

トヨタが豊田市の元町工場で次世代BEVのデモラインを初公開した。組立工程の中でクルマが自走する、国内自動車メーカーとして初めての試みを見た。どのような技術を用いているのか、トヨタ関係者から詳しい話を聞いた。 実用化に向けて着実に前進 トヨタが2023年9月中旬、地元豊田市とその周辺で一部報道陣向けに開催した「モノづくりワークショップ」。 その中で、元町工場内で研究開発が進んでいる、次世代BEVの組立工程に関するデモンストレーションラインを視察した。 まず、報道陣が注目したのが3分割された次世代BEVの車体構成だ。 展示されたモデルには、車体前部にモーターやインバータなどがあり、構成部品を見ると現行の生産方式であるプレス加工した部品を溶接した形だ。 車体中央部は駆動用の電池パック。近年量産されている一般的なBEVは、車体中央の床部に電池パックを搭載しているが、トヨタとしては当面、この方式を採用するようだ。 トヨタの次世代電池の研究開発は急ピッチで進んでおり、2028年までに合計5つの次世代電池の量産を目指すとしている。その上で、電池がかなり高いエネルギー密度を持ち、なおかつBEVの使用方法が上手くコントロールできる「サブスク」などのビジネスモデルが描ければ、電池パックの小型化が可能となり、BEVの車体中央部の構成部品や大きさも変わる可能性がある。 そして、車体後部は高圧鋳造のアルミダイキャストをさらに高圧化させた、いわゆるギガキャスト製法で一体成形した。 このように、現在のところ前・中央・後という三つの車体モジュールを想定し、これらを結合してクルマとして走れる状態とする。結合方法については様々な技術を研究開発中だという。

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ホンダ・モトコンパクト(photo=アメリカン・ホンダ・モーター)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
「モトコンポ」がEVで復活……米ホンダ、超小型電動スクーター「モトコンパクト」を発表[2023.09.21]

ラストワンマイルに特化した仕様だが従来のコンセプト通りの機能性 EVならではのゼロベースの二輪開発は原付一種に変革をもたらすか 【THE 視点】本田技研工業のアメリカ現地法人アメリカン・ホンダ・モーターは9月14日、超小型EVスクーター「モトコンパクト」を発表した。1980年代に日本で販売していた折りたたみ型の第一種原動機付自転車「モトコンポ」が事実上復活したことになる。 「モトコンパクト」は、かつての「モトコンポ」をオマージュしながら、都市型の近距離モビリティとして再デザインされた。ラストワンマイルの移動を主な用途とし、航続距離は20kmに設定されている。充電は家庭用コンセントで3.5時間だという。専用充電器を本体内に収納可能だ。 ボディは、旧型の「モトコンポ」よりさらにコンパクトで折りたたむとスクエアな箱型となり、キャリングケースのように持ち運べる。もちろん乗用車のトランクに積載可能だ。 パワートレインには、永久磁石式のダイレクトドライブ(インホイールモーター)を採用し前輪を駆動する。最高出力は0.49kW(0.7ps)で最高速度は24km/h、車重は18kgとなっている。 今回の「EVモトコンポ」の発売は大歓迎である。 旧型「モトコンポ」の元オーナーである筆者は羨ましさを感じている。エンジン版モトコンポは、クルマの中に入れるとどうしてもガソリンの匂いがしてしまったが、EV版「モトコンポ」ではそれに悩むことはない。 元々「モトコンポ」は、ハンドル等を畳み車載できることがコンセプトだ。あのスクエアなデザインは、そのための機能性重視のデザインなのだ。 その観点でみれば、「モトコンパクト」は「モトコンポ」の正常進化系であり、名前は違えど後継車と言って問題なかろう。むしろ電動化でよりコンパクトになり積載がしやすくなった点を考えれば、「モトコンポ」の究極の姿と言えるかもしれない。 残念なのは、現在のところ「米国でのアナウンスのみ」という点である。 現在、原付一種という日本独自のカテゴリは存在意義が薄れている。普通免許で原付二種(125cc)に乗れるようにする動きもあり、原付一種はメーカーにとってもお荷物のようなカテゴリになっている。 しかし、電動技術を活用すれば原付一種の存在意義が出てくる。今回の「モトコンパクト」が良い例だ。 EVバイクは、これまでのバイクの車体設計を踏襲する必要がない。車体の中でかなりの場所をとってしまうエンジン/トランスミッション/燃料タンクがないため、パワートレインやエネルギー系統のレイアウトが比較的自由にできる。「バイクはこうじゃなければいけない」という固定概念から外れ、より自由でユニークなモビリティをゼロベースで設計・提案することができるのだ。これはメーカーにとって商機なのである。 「モトコンパクト」が日本で発売されたら筆者自身もぜひ欲しいと思う。もう少し要望を言わせてもらうと、バッテリーは「ホンダモバイルパワーパックe」のように取り外しが可能で、バッテリーのみを持ち運んで充電しモバイル機器などにも給電できるような機能をつけてほしい。 いずれにせよ、日本での発売を待つしかないのがもどかしい。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★トヨタ、FCVの「ミライを」2024年パリオリンピックに提供 ……2024年に開催予定の「パリオリンピック」並びに「パラリンピック」に500台を提供する。トヨタは「パリオリンピック」の公式パートナーとなっており、前回の大会よりもCO2を50%削減することを目標としている。 ★★レクサス、次世代EVを「ジャパン・モビリティショー」で公開 ……2026年初頭に次世代のバッテリー式EVをレクサスから投入するという。車体のモジュール構造を変え、生産方法も見直し、ソフトウエアプラットフォームも全面刷新したEVとなるようだ。この車両を「ジャパン・モビリティショー2023」にてワールドプレミアする。 ★★BYD、コンパクトEV「ドルフィン」を日本発売 ……「アット3」に続く日本導入第二弾となる。価格は363〜407万円で、9月20日より全国の正規ディーラー(開業準備室含む)で注文が可能となっている[詳細はこちら<click>]。 ★経済産業省、電気代の値引きを継続 ……エネルギー価格の高騰を受けて、9月分に対する措置を今年12月分まで延長することを決定した。値引き額は、低圧3.5円/kWh/高圧1.8円/kWhを据え置く。 ★「DS 3」の特別仕様車「ESPRIT DE VOYAGE」が欧州で発売 ……EVの「DS 3 E-テンス」にも設定される。価格は4万5,050ユーロ(約714万円)。彫刻のような薄いグレーの内外装を纏っているのが特徴。 ★フィアット、小型EV「トポリーノ」の受注をイタリアで開始 ……オンラインのみでの受注となり、宅配まで行なわれる。2023年末にはイタリア/フランス/ドイツの3ヵ国でオープントップ/クローズドの2種類の注文が可能になるという。 ★ヒョンデ、新型EV「コナ」のPRにアーティストを起用 ……「コナ」のPRとして、アーティストのyama氏とキタニタツヤ氏とコラボし、楽曲「憧れのままに」を制作した。SUVの「コナ」は年内の日本発売予定。 ★ボルボ、ディーゼルエンジンの生産を終了 ……2024年初頭を最後にディーゼルエンジンの生産を終了するという。完全電動メーカー化に向けて一歩前進した形となる。 ★テスラ、みなとみらいとおおたかの森で特別展示会を実施 ……「リビングタウンみなとみらい」<横浜市西区みなとみらい4-2-1>で9月29日(金)・30日(土)に行なう。「モデル3」と「モデルY」を展示する。オンラインから試乗予約も可能。 デイリーEVヘッドライン[2023.09.21]

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TEXT:小川 フミオ
フォルクスワーゲン「ID.BUZZ」は人や荷物だけでなく笑顔もはこぶクルマ

スイス・ロカルノで行われたID. MEETINGで、小川フミオ氏は印象的なID.BUZZオーナーと出会う。 ID.BUZZと1年間を過ごした旅の物語 北イタリアとスイスのあいだに横たわる巨大なマジョーレ湖。湖畔のロカルノで、2023年9月5日から9日にかけて開催されたのが、フォルクスワーゲンのBEV、ID.シリーズのミーティングだ。 「ID.TREFFEN」(ID. MEETING)には興味ぶかいひとたちが大勢集まった。 そのなかでも”お、あれは??”と興味を惹かれたのが、ライムイエローとホワイトの2トーン塗装のミニバンタイプのBEV、ID.BUZZ。 米国式にいうとオーバーランダー的なルーフトップテントを載せ、さらに、同じ塗り分けのキュートなキャンピングトレーラーを牽引していた。 そして車体には「55,000 km 120 nights 33 countries」の文字。 あのーすみません、どういう意味ですか? まるでテレビの旅番組のノリで、つい話しかけてしまった。 すると、ライムイエローのID.BUZZのわきにいたひとは、「自分がこのクルマで走った距離、車内で寝た日数、訪れた国の数です」と教えてくれた。 そのひとの名はクリスチャン・シュルーター氏(48歳)。ID.BUZZの発売とともに、2022年5月に旅を開始し、23年4月にドイツに最終的に戻ってきた。 「ID.BUZZは、むかしのタイプ2(初代が1950年に登場したVWのミニバン)を思わせるモデルで、1960年代はタイプ2は北米のヒッピーたちにも愛されました。ひととひととをつなぐ力あるクルマといえ、それを精神的な後継車ともいえるID.BUZZでもういちど、といろんなひとに乗ってもらうべく旅に出たんです」 シュルーター氏は言う。 なにか目標を設定しましたか、と訊ねると「ひとつは訪問国の数です」という答えが返ってきた。 「かつてタイプ2でもって、1年で26カ国を訪問したベルギーのひとがいたのを知っていたので、自分は少なくとも27カ国にしようと思いました」 笑いとともに答えてくれた。 クルマでの移動なので、旅はゆっくりしたものとなる。アイスランドに出かけたときはデンマークから3日間かけて船による移動となった。美しい光景が見られて行ってよかった、とのことだ。 アイスランドには、筆者も行ったことが何度かある。レイキャビクなどの市外に出ると美しいコケが一面を覆っていて、そこに足を踏み入れると多額の罰金をとられると注意された。ドライブは幻想的な景色だ。 時代を超えて共鳴した環境への想い ユニークなひととの出合いもあったそうだ。 たとえば、イングランドではT2(タイプ2の2世代目のトランスポーター)に乗っている男性(78歳)と、シュルーター氏は会った。海岸に散乱しているPETボトルを拾い集めていて、「環境問題に強く関心を持っている」と言っていたとのこと。 さらにそのひとがユニークだったのは……と氏は続ける。 「排ガスの問題も大きな関心事で、エンジンを改造して、ガソリンでなく、食用油を使えるようにしていたことです。英国名物のフィッシュ&チップスの廃油で、そのひとのT2は走るんです」 電気でないが、カーボンニュートラルを実現したいという思いは、最新のBEVであるID.BUZZの開発コンセプトと、どこかでつながっているということか。 ID.BUZZのいいところはどこだったか、訊ねると、シュルーター氏は2つ挙げた。 「ひとつは、クルマの中で寝られること。やっぱり疲れるし、どこでもホテルが見つかるわけでないので。もうひとつは、知らない街へ行っても、周囲のひとが笑顔で手を振ってくれること。デザインの力ですね」 Vol.3へ続く

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TEXT:小川 フミオ
日本でついに発売「ボルボEX30」のインテリアはピュアな北欧デザインそのもの

いよいよ日本でも発売になったボルボ「EX30」。8月に実施された日本での発表会にはインテリアデザインの責任者も来日していた。ジャーナリストの小川フミオ氏が室内空間の詳細に迫る。 いくつもの仕掛けで室内を自分好みに ボルボが手がけるコンパクトサイズのBEV(バッテリー電気自動車)「EX30」が2023年8月24日に日本発売。 「ボルボ史上最も小さな電気自動車」とか「日本の交通事情にマッチ(したディメンション)」とかを日本法人のボルボ・カー・ジャパンは謳う。 もちろん、それだけで商品力がつくわけではない。EX30の特徴として「サステナビリティ、最先端のテクノロジー、こだわりのスカンジナビアンデザイン、新しいユーザーエクスペリエンス」があげられている。 どんなコンセプトで、内外がデザインされたのか。その興味を満たしてくれる人物が、ボルボ・カーズ(本社)から、東京での発表会のタイミングで来日したのでインタビューした。 英国人リサ・リーブス氏は、2014年からボルボ・カーズでインテリアデザインのマネージャーを務め、現在はインテリアデザインの責任者の要職にある。 ーー日本の道路事情にもよく合うサイズとは、23年6月にミラノで行われたワールドプレミアのときから言われていました。リーブスさんがじっさいに東京の路上でチェックして、どんな印象でしたか。 「私は日本が初めてなんですが、そのあたりを見学したところ、日本市場にベストフィットだとわかりました。ディメンションも素材もデザインもぴったりだと信じています 」 ーーもうすこし詳しく教えていただけますか。 「このクルマが、フレキシブルで、個人に特化したパーソナライゼーションに対応しているからです。室内の装備のなかには個人の好みで設定できる仕掛けがいくつもあります。なので、自分が選んだ使いかたができるはずです。コネクティビティも高いですしね」 ーーEX30のコネクティビティとデジタライゼーションについて、どういう内容になっていますか。 「グーグルにサインインすれば、シームレスにデジタルエクスペリエンスが展開できるようになっています。 5Gの規格も使えるので、プロセッサーのスピードも確保できるでしょう。OTA(オーバージエア)によるアップデートも可能です。購入後も、デジタルで拡張性を持たせていこうと考えています」   シンプルでナチュラルなインテリア ーーインテリアデザインに話題を移します。ボルボはニューモデルを解説するにあたって、つねにスカンジナビアン(北欧)デザインといいます。それの意味するところを説明していただけますか。 「スカンジナビアンのデザインの価値とは、ピュアさと、空間の整理のしかたにあると思います。ボルボ車の価値はまさにそこ。複雑になりがちな要素をできるだけシンプルにまとめています。余分なものはないようにしています。そこも人間中心に考えています。充分なものだけがあるのです」 −−以前、他のメディアのインタビューでリーブスさんは、デジタライゼーションはボルボのインテリアデザインにとって、ある種の福音であると答えていらっしゃいました。 「デジタルエクスペリエンスの分野では、いろいろな技術が搭載されていますが、そこも人間中心に考えています。あまり機械にまかせにしすぎないように気をつけています。デジタルエクスペリエンスといっても、あくまでもナチュラルな感覚に寄り沿うことをめざしています。そこが私たちのブランドのバリューです」 次回へ続く リサ・リーブス Lisa Reeves ボルボ・カーズ インテリアデザイン部門 責任者 2014年にボルボ・カーズに入社し、インテリアデザイン・マネージャーを務める。数多くのプレミアム自動車メーカーでの経験をもち、プレミアム・デザインを通じてボルボ・カーズ・ブランドを再定義するという企業のビジョンに貢献している。 現在は、インテリアデザインの責任者として、次世代電気自動車の開発に取り組んでおり、また、ボルボ・カーズのビジネスにおける高い循環性の実現に向けて、スカンジナビアン・プレミアム・インテリアデザインを変革するという戦略的ビジョンにも取り組んでいる。

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TEXT:烏山 大輔
BYDの新型EV「ドルフィン」は363万円から。補助金で200万円台も可能

BYD Auto Japanは9月20日、日本で販売する2番目のモデルであるBEV(バッテリー電気自動車)「ドルフィン」の価格を発表し、発売も開始した。 300万円台のスターティングプライスを実現 価格は航続距離(WLTC)400kmの「ドルフィン」が363万円、同476kmの「ドルフィン・ロングレンジ」(以下、ロングレンジ)が407万円だ。 65万円の国からの補助金を活用することにより、ドルフィンは298万円、ロングレンジは342万円で購入可能だ。 ボディサイズは全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmで、多くの機械式駐車場に入庫可能なサイズとした。 ドルフィンとロングレンジの駆動方式は、ともにフロントにモーターを搭載したFWDのみ。 ドルフィンとロングレンジの外観での違いは、ボディカラーがドルフィンのワントーンに対して、ロングレンジはボンネット、ピラー、ルーフがブラックやグレーのツートーンに塗り分けられていることだ。   ベースバージョンでも400kmの航続距離と充実した装備 ドルフィンとロングレンジの主な差は下記のとおり。 バッテリー総電力量 ドルフィン:44.9kWh、ロングレンジ:58.56kWh 急速充電性能(CHAdeMO) ドルフィン:65kW、ロングレンジ:85kW 一充電走行距離(WLTC) ドルフィン:400km、ロングレンジ:476km モーター出力 ドルフィン:70kW(95ps)/180Nm(18.4kgm)、ロングレンジ:150kW(204ps)/310Nm(31.6kgm) リヤサスペンション ドルフィン:トーションビーム、ロングレンジ:マルチリンク ロングレンジにあってドルフィンにない主な装備は、スマホワイヤレス充電、パノラミックガラスルーフだ。 安全・運転支援システムは、ドルフィンとロングレンジともにアダプティブ・クルーズ・コントロール、自動緊急ブレーキ、エレクトロニックスタビリティーコントロール、幼児置き去り検知システムなど全45装備ととても充実している。 日本以外では1,570mmの全高を、ルーフのアンテナを調整することで1,550mmとしたり、右ウインカーと日本語音声認識への対応、日本向けにペダル踏み間違い時加速抑制装置を独自開発するなど、BYD本社とBYD Auto Japanがドルフィンにかける大きな期待が感じられる。 現在日本で購入でき、軽自動車を除くBEVで最も低価格だったのは、「日産リーフ」(408.1万円、40kWhバッテリー、航続距離322km)だった。今回のドルフィンの価格は、リーフよりもリーズナブルで、軽自動車BEVとの隙間を埋めるものだ。 BYDが「コンパクトEVの決定版」と謳うドルフィンは、「日産サクラ」や「三菱ekクロスEV」のように大ヒットするだろうか。今後のBYDからのニュースに注目したい。 試乗記はこちらをご覧ください。   BYDドルフィン 全長:4,290mm 全幅:1,770mm 全高:1,550mm ホイールベース:2,700mm 車両重量:1,520kg 乗車定員:5名 交流電力量消費率:129Wh/km(WLTCモード) 一充電走行距離:400km(WLTCモード) 最高出力:70kW(95ps)/3,714-14,000rpm 最大トルク:180Nm(18.4kgm)/0-3,714rpm バッテリー総電力量:44.9kWh モーター数:前1基 トランスミッション:1段固定 駆動方式:FWD フロントサスペンション:マクファーソンストラット リアサスペンション:トーションビーム フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ソリッドディスク タイヤサイズ:前後205/55R16 最小回転半径:5.2m 車両本体価格:363万円   BYDドルフィン・ロングレンジ […]

TAG: #BYD #コンパクトカー #ドルフィン
トヨタ「モノづくりワークシップ」でプレゼンするCPO(チーフ・プロダクション・オフィサー)の新郷和晃氏。出典:トヨタ
TEXT:桃田 健史
トヨタが次世代電池の開発ラインを初公開。バイポーラ型LFP(リン酸鉄リチウム)の重要技術を見た

トヨタが、次世代BEVで重要な技術となる車載リチウムイオン電池について、その製造方法の一部を報道陣に公開した。その中で、トヨタが次世代電池普及版と称する、比較的価格を抑えることができるリン酸鉄リチウムを使った電池の製造工程の一部を見た。 最新モノづくり現場を紹介する異例イベント トヨタは2023年9月中旬、地元豊田市とその周辺で一部報道陣を対象とした「モノづくりワークショップ」を実施した。 2023年6月に静岡県裾野市にあるトヨタ東富士研究所で、先進技術を一挙公開した「テクニカルワークショップ」のフォローアップという位置付けだ。 モノづくりワークシップでは、テクニカルワークショップで見せた技術が実際、どのように考案され、議論され、そして生産技術に反映しているかを詳しく紹介するというわけだ。 これまでトヨタが報道陣を含めた外部関係者には非公開としてきた、貞宝工場や明知工場の内部を公開するなど、極めて珍しい内容であった。 CPO(チーフ・プロダクション・オフィサー)の新郷和晃氏は「人中心のモノづくりで、工場の景色を変え、クルマの未来を変えていく」と、トヨタの次世代事業における生産技術の重要性を強調した。

TAG: #トヨタ #リチウム電池

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