EVヘッドライン
share:

EVモーターズ・ジャパン、「第二回スマート物流EXPO」で商用EVトラックをアピール……デイリーEVヘッドライン[2023.02.02]


TEXT:TET 編集部
TAG:

EVモーターズ・ジャパン、「第2回スマート物流EXPO」(1月25〜27日・東京ビッグサイト)に「1トン積EVトラック」および同2トン車等を出展

【THE 視点】EVモーターズ・ジャパンは、2023年1月25日から3日間、東京ビッグサイトで開催された「第2回スマート物流EXPO」にて「1t積EVトラック(E1)」「2t積EVトラック(E2)」「EVトライク」の3車種を出展した。3車種すべて今回の物流展では初披露だという。
 「E1」「E2」は、基本ボディは同じで、全長と積載量が違う。「E1」は積載量1トン、「E2」が2トンとなっている。バッテリー容量と航続距離は、「E1」が59.52kWh/240km、「E2」が78.72kWh/200kmだ。
 この車両の特徴は、床下にバッテリーを配置した前輪駆動である点。そのため荷室が低床フラットで、運転席から荷室へのウォークスルーや、外から荷室へのウォークインが可能となった。
 同じようなコンセプトのEVトラックは、すでに日野自動車がヤマト運輸に納入している。駆動方式は前輪駆動だ。実は海外も含めて新興メーカーを中心にEVトラックの前輪駆動が増えてきている。主に宅配など近距離の配送に使われる車両が採用している。
 トラックは後方に荷物を搭載する。このため後輪駆動を採用すると、後輪にトラクションと荷重が掛かるため、坂道などで走りやすい。しかしEVの場合、前輪駆動でもバッテリーの搭載位置次第で前輪にも荷重を掛けられるようになったこと、回生ブレーキの効率も良くなることに加えて、先に述べたウォークスルー等の使い勝手の点から、小型EVトラックは前輪駆動が今後の主流になるのではないだろうか。
 このEVモーターズの「E1」「E2」は、これまでに何台ものEVトラックを開発してきた筆者の想いを具現してくれたようなデザインだ。
 今回会場には行けず実車を見られなかったのが大変残念でならないが、またの機会にぜひ拝見したい。発売は今年の夏頃となっている。
 EVモーターズは、他社に先駆けて観光型のEVバスを発表するなど矢継ぎ早にラインナップを拡張している。現在、北九州に工場も建設中で今後が期待できるEVメーカーである。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

★日産、「アリア」のオフロード・コンセプト・モデルを発表……北極から南極まで距離約2万7,000kmのツアーに使用

★ヒョンデ、「Aピット・オートバックス・京都四条 」(京都府京都市)に「ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ京都四条」をオープン……「アイオニック5」の試乗ほかヒョンデ車両の点検整備などのサービスを展開

・マツダ、新型SUV「CX-90」を北米で初公開……FRベースで2.5L直列4気筒ガソリンエンジンのPHEV「e-スカイアクティブPHEV」を採用詳細はこちら<click>

・パーク24、カーシェアリング「タイムズカー」に「トヨタbZ4X」を導入……2月1〜8日にかけて東京都内のステーションに先行配備

・台湾のホンハイ、関 潤氏をEVの責任者に起用……日産自動車最高執行責任者・日本電産代表取締役などを歴任したエキスパート

・大阪ガス、商用EV開発のフォロフライと資本業務提携……自動車リース事業への商用EV活用ならびに車載蓄電池のリユースで連携

・千葉県松戸市でEVのレンタカーサービスが3月2日に開始……EV専門のレンタカー店「カースタレンタカー松戸馬橋店」開設、「日産リーフ」から順次増車予定

・テラモーターズ、大和ハウスパーキング運営のコインパーキングにEV用充電器を導入……「Ⅾパーキング港南台7丁目第1」(横浜市港南区)ほか今後新設の一部のパーキングに

・北九州市、EV充電スタートアップ企業の「ヤネカラ」と連携……エネルギー重要逼迫時に、遠隔操作でEVを電源化する実証実験を開始

・日産と積水ハウス、集合住宅へのEV導入訴求「+eプロジェクト」のムービーをYoutubeで公開……高橋愛・あべこうじ夫妻が「リーフ」をドライブ

・電動二輪のベクトリクス・ジャパン、「第15回オートモーティブワールド」(1月25日〜27日・東京ビッグサイト)に出展……キャビン付きの三輪EVスクーター「I-カーゴ」を展示

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
BEV大国の中国で販売が失速! ここ数年でPHEVのシェアが伸びていた
中国市場でファーウェイのEVが爆発的人気! ライバルを凌ぐ激安っぷりと超豪華内装のAITO M9とは
more
ニュース
レクサスが世界最大のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2024」に出展! EVコンセプトカー「LF-ZC」にインスパイアされた2作品を展示
70.5kWhの高電圧バッテリー搭載で一充電走行距離は591kmに延長! メルセデス・ベンツが新型EQAを発売
ファン待望のコンパクトモデルが「二刀流」で帰ってきた! アルファロメオ「ミラノ」改め「ジュニア」を名乗るHEV/BEVモデルを発表
more
コラム
固体電池を早くも実用化! 中国のEVセダンは競争激化で「価格も航続距離も性能も」驚異的な世界に突入していた
日産が発表した中期経営戦略! 2026年に100万台の販売増加を打ち出した「The Arc」に立ちはだかるハードル
日産は電動車シフトに突き進む! 中期経営戦略「The Arc」の中身
more
インタビュー
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
災害に強いクルマは「PHEV+SUV+4WD」! 特務機関NERVがアウトランダーPHEVを選ぶ当然の理由
more
試乗
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
誰もが感じる「ポルシェに乗っている」という感覚! ポルシェはBEVでもやっぱりスポーツカーだった
佐川急便とASFが共同開発した軽商用EV「ASF2.0」に乗った! 走りは要改善も将来性を感じる中身
more
イベント
レース前に特別に潜入! フォーミュラEに参戦する日産チームのテント内は驚きと発見が詰まっていた
日産がフォーミュラE「Tokyo E-Prix」開催前スペシャルイベントを開催! 六本木ヒルズアリーナに1夜限りのサーキットが出現
全国約30カ所を巡る! BYDが展示&試乗イベント「Hello! BYD Caravan」を開催
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択