充電サービスはフォルクスワーゲン充電カードとPCAの二本立て
補助金も重要ですが、自宅に充電設備のない私にとって真っ先にやるべきことが、充電サービスへの加入です。自動車ディーラーや高速道路、駐車場などにある充電ステーションを簡単で安く利用するには、充電サービスへの加入が必須なのです。
さいわいなことに、フォルクスワーゲン・ジャパンでは、フォルクスワーゲンオーナーを対象にした「フォルクスワーゲン充電カード」(以下、VW充電カード)を用意しています。これに加入することで、全国で約2万200口(2022年3月末時点。うち急速充電器が約12,800口)ある「e-Mobility Powerネットワーク」の充電ステーションがカードをかざすだけで利用可能。しかも、ID.4を新車で購入した場合、7810円の月会費が1年間無料になります。利用料金は、急速充電が1分あたり16.5円、普通充電が同2.75円。なお、月会費には急速充電90分の料金が含まれています。
VW充電カードの加入には、オンラインでの申し込みが必要で、申し込みから発行までに通常2〜3週間を要します。納車の前でも、VIN(車台番号)がわかれば申し込むことができますので、VINがわかり次第、早めに手続きをすませておくことをお勧めします。
ちなみに、写真の上が現在のVW充電カードで、下はeゴルフを所有していたときに使っていた旧デザインのものです。
VW充電カードとともに申し込んだのが「プレミアムチャージングアライアンス(PCA)」です。これは、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェのEVであれば、各ディーラーにある90kW超の急速充電器が相互に利用できるというサービスです(他ブランドのEVオーナーは加入できないのでご注意ください)。月額会員プランと都度会員プランがあり、月額会員プランは2000円の登録料金と、月々1800円の基本料金がかかりますが、充電料金が割安になるというメリットがあります。たとえば90kWの急速充電では前者が1分あたり45円であるのに対して、後者は120円。150kWの急速充電ではそれぞれ75円と200円になりますので、月に1度以上利用するつもりなら月額会員になっておくのがお得です。
私が購入したID.4 プロ・ローンチエディションには、月額会員プランの入会金と1年分の基本料金、そして、フォルクスワーゲン・ディーラーで1ヵ月60分までの利用料が無料になる特典が付いています。そこで、さっそくPCAの加入手続きを行いました。手続きはスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、VIN(車台番号)やクレジットカード情報などを登録すると、その後、事務局からVW専用コースへの変更案内があるので、これで利用が可能になります。なお、2023年第2四半期に発売予定の標準モデルでも、購入から1年間はフォルクスワーゲン・ディーラーの急速充電器が毎月60分まで無料で利用できる特典が付加されます。
ひとまずこれで、ドライブに出かける準備は完了です!
<つづく>